ワシントン州ライセンスのCPE(ルール改正後の必要コストなど)

以前、どうせUSCPAを志すならライセンスまで取得のを目指すべきだというお話を書かせていただきました。

USCPAのライセンス取得(2020年8月6日)

ただし、ある程度覚悟が必要なのは、ライセンスを維持し続けるためのコストと労力に関してです。昨年、突然(私にとっては)ワシントン州から通達があり、ライセンス維持に必要なCPE(継続教育)のルールが変更になりましたので、そちらも踏まえて解説致します。

【旧ルールについて】

もともとワシントン州のライセンスというのは基本的には

  • 3年ごとにCPE120単位を取得する(X1年1月1日~X3年12月31日に単位取得をした上で、X4年6月30日までに更新)
  • ワシントン州指定のEthics4単位を必ず含める

という指定のみがありました。最も簡単に単位を稼げると思われるのが CPExpress (非AICPA会員:$459/1年間)ですが、年間会費制なので、コストを抑えるために私は始めの1年で全ての単位を取り切ってしまう戦法を使っていました。ただし、なぜかEthicsがCPExpressにはないので、それだけはAEGで取得しました(Ethics$60)。これに加えてライセンス更新の際に$230をワシントン州に払う必要があるため、3年間で軽く8万円くらいかかるのですからなかなか馬鹿にならない金額です…。その、ただでさえ重い負担がさらに重くなるというのが新ルールの適用ということになります。

【新ルールについて】<CPE Rule Changes Effective January 1, 2020>

色々書いてありますが、結局のところ、3年のサイクルの中で”毎年、最低20単位は取得する”ということが義務付けられました。”決して教材業者の金儲けのためではなくUSCPA足るもの継続して勉強しなくてはならない”という理念元の変更であると信じたいですが…どちらにせよ上記で紹介した私のようなやり方はできなくなってしまったわけです。あとはnano-learningとかいうこまい単位の取り方ができるようになったとかありますが、あまり大勢には影響ありません。

ということなので次回のライセンス更新が2021年1月に待ち受けている私は少なくとも今年20単位を取得した上で120単位を揃える必要がありますので、仕方なくCPExpressを2020年4月に改めて1年間契約しました。お金の節約のために、年が明けたら2021年1月~3月の間に少なくとも20単位は取得してしまおう(次回の3年タームの1年目分)と考えています。どちらにせよ教材費は単純計算で1.5倍(3年で1回契約で良かったところが、効率的にやっても3年で1.5回契約になったので)になるはずです。ちなみに最近T社が提供するBeckerのCPEというのができたようで、金額的にも安くて気になっているので、チャンスがあれば試してみようと思います。

という訳で、USCPAのライセンス保持には今3年で約10万円程度かかるということになるのですが、まぁUSCPAが間接的にでも仕事の評価につながって今の年収をもらえてる、と考えれば仕方ない負担だと思うしかないでしょうか。車の維持費よりは安く上がるし。

愚痴をこぼしていて仕方ないので、今日はこの辺で。

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