USCPAと簿記一級 ~第157回に挑戦!~

先週、2/28(日)に第157回の簿記一級を受けてきました!

結果は…自己採点で40点くらいということで、見事なまでの撃沈でした。(合格点は100点満点中70点以上)

通常だと簿記一級は6月と11月が試験のところ、私は昨年の8月から今年の6月を目指して勉強を始めておりました。今回はコロナで昨年の6月分が中止になり、特別に2月に試験がセットされたということで「ちょうど模試代わりに練習としていいや~」と思って受けてみましたが、さすがに点が取れなさすぎて凹みました。

(試験会場:立教大学池袋キャンパス)

ちなみに私は2014年にUSCPAにPASSする前の2008年に簿記2級・3級とも取っていたのですが、やはり簿記独特の考え方みたいなものは結構忘れてしまっており、改めて今回撃沈したことで2級・3級の基礎から復習した方がよいかな?という気になってきました。

USCPAと比較すると、簿記一級は大きく2つに分かれており「商業簿記・会計学」はほぼ論点はFARに相当、「工業簿記・原価計算」はBECのManagenal Accountingに相当し、90分×2の180分の試験になりますが、簿記一級の方が論点・計算内容が圧倒的に細かく、さらに選択制ではないのでかなり高度な正確性が要求されます。(ちなみに簿記二級とUSCPAの比較については2020/7/4 受験戦略② ~USCPA勉強開始時の基礎学力~ にて軽く触れていますのでご参照下さい)

なのでUSCPAの私が勉強を始めたところ、論点として目新しいものはほとんどないものの、いざ仕訳を書こうとしたり、損益計算書の穴埋めをしたり、連結財務諸表を作成したり、原価の差異分析をしたりしようとすると、「あれ?これって、どの順番でどのフローでやればいいんだっけ??」「この言葉ってどういう定義だったっけ??」と引っ掛かりまくり、正直全く歯が立たないので、ゼロからトレーニングをし直したという感覚でした。特に基本的論点なはずである決算整理前残高試算表に始まる決算整理の一連の手続きはまだ頭に馴染んでない気がします。

そういう意味では簿記一級は極めて実務的な知識や能力を問う試験のようですので、問題を解きまくって仕訳を書きまくって、計算をしまくって、と反射神経も含めたまさにトレーニングが重要そうだ、という印象です。

翻ってUSCPAはあまり細かい計算や知識は求められておらず概念理解が中心でしたので、改めて感じるのは「しっかり会計を理解しながら経営がしたい、企画の仕事がしたい」という志向の人であればUSCPAの方が適していて、一方、簿記一級は「日本企業の経理部門でバリバリ経理実務をしたい!」という人に適しているんだろうなぁ、ということでした。

言い訳するつもりはないのですが、当然、私は前者なので無理して簿記一級を取る必要はないかな、とも思ってしまったのですが、柴山会計さんに授業料も払ってしまいましたし、このまま中途半端で終わるのは悔しいので、6月に向けて再チャレンジすべく勉強頑張りたいと思います。

それにしても、簿記一級であれだと、日本の会計士さんってホント大変な試験勉強を乗り越えられてきた方々なんですね。マジで尊敬します。

今日はこの辺で。

以上

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